アメリカ大学院(MBA)留学情報

アメリカMBA留学準備


遡って2021年、夫婦二人暮らしで共に働ている状況で夫のアメリカ赴任が決まり、帯同するかどうか悩みました。せっかくなので夫に帯同して現地でMBA留学をしよう!と決意しました。前もって準備していたわけでもなく夫の赴任が決まってから準備開始、しかも夫の赴任期間中に卒業を目指す、という海外赴任帯同家族ならではでの条件下での留学先探しが始まりました。



大学院探し



何事においてもあまり下調べが得意ではないのでこの調べ方で果たしてよかったのかどうか…とは今となっても思いますが、まず大学の安全面や特徴を調べるために四年生大学の情報から収集しました。



参考にしたサイトはこちら→「アメリカ大学ランキング」こちらのサイトの情報は四年生大学ですが大学院も同じ傾向かな、と思いこのサイトの情報を参考にしました。



私はまずジョージア州の中でも夫の勤務先が指定した居住エリアから通える距離の大学院を探し出すことから開始。プラスして、学校の特徴もこちらのサイトを参考にしました。例えば、黒人の学生率が80%と人種が偏っている大学だとアジア人の私は馴染みずらそうだから候補から外そうとか、そんな感じで絞っていきました。候補を絞った後、次に実際に各大学院のウェブページで受験要項や学費、専攻科目などの詳しい情報を調べました。



大学院の説明会



どの大学院でも同様だと思いますが、入学を検討している人向けのオンライン説明会があります。私は候補に絞った大学院の説明会にオンラインで参加しました。日本からの参加だと時間が真夜中にはなりますが…



ウェブ上でほとんどの入学条件の情報は入手できますが、授業形態だったりさらに突っ込んだ質問をすると大学院選びの参考になると思います。日本にいると「こんな質問しちゃっていいのかな」って思ってしまうような基本的内容の質問でも、「ちょっと外れた内容かな」っと思うような質問でも、なんでも快く回答してくれるので、確認したいことは些細なことでもどんどん聞いてしまうと良いと思います(説明会の他の参加者たちの質問がそんな感じです)。



出願準備



私は候補を2校に絞った上で、MBA留学予備校の無料カウンセリングに申し込みました。自分の大学院の探し方に自信がなかったので、プロのアドバイスをいただきました。私が利用した予備校はこちら→アゴス・ジャパン



私の場合、夫のアメリカ赴任がすでに10月に開始した後に留学を決意、アメリカのフルタイム学生は通常秋から開始なので翌年の秋入学、しかも「夫の赴任期間(約3年予定)以内に卒業すること」が条件となる状況を鑑みると、しっかりGMAT, GRE対策勉強をして一年後の出願を目指すような時間的な猶予はありませんでした。



出願の時期は入学前年の10月〜12月締切の第1〜第2ラウンドに応募するのが理想で、仕事をしながら短期間でGMAT, GRE得点要件満たす猛勉強をする時間は無いという結論に… (留学決意前から勉強が出来てGMAT合格ラインスコア取れてしまう方は別ですが)。ということで、最終的にはMBA留学生の出願にGMAT, GRE要件の無い大学を選びました。私が出願した大学は留学生への要件が緩く、下記3点のみでした。



GPA: なかなか面倒だったのがGPAの準備です。「卒業大学で成績証明書と卒業証明書発行」→「出願先大学の指定信用評価機関でGPAスコアを発行」→「出願先大学に提出」という流れ。私は卒業した大学から遠方に暮らしていたので郵送で成績証明書の発行を依頼し、その際に信用評価機関向けの封筒と切手を同封して、信用評価機関に直送をお願いしました。私が使用した評価機関はこちら→「WES」。私の出願先のGPA条件は3.0以上であること。私の大学での成績は、中堅私立大学卒業で、学科の生徒の中では中の下くらいだったと思います。手計算では3.0を下回っていましたが、指定の評価機関での評価結果は3.0を上回っていました。



TOEFL: 公式過去問集を解いてから2度受験しました。長年外資系企業勤務を経験していてTOEICは毎年受験していてスコアはいつもギリギリ900点代でしたが、1回目のTOEFLスコアは74点でした。あまり学生が使用するような英単語に馴染みがなかったので、TOEFLにおいては政治や歴史、自然科学に関する単語力が改めて必要だと感じましたし、スピーキングは時間の取り方とかの慣れが必要だと感じました。2度受験して2度目にコツを掴んだ感じでスコアが上がりました。個人的には「読む」「書く」「聞く」「話す」を総合的に見るので、TOEFLは大変良い試験だと思いますし、ここで点数を取れないと実際に留学してから授業で苦労するとは思います。



Resume: 前述のアゴス・ジャパンの個別Tutorを申し込んで、添削してもらいながら仕上げました。転職経験があるのでResumeは元々だいぶ仕上がっていたつもりでしたが、専門の方に見てもらえてかなり良いResumeが出来上がりました。卒業後の就職活動にも使えるし、この機会に予備校で見てもらうのはおすすめです。



GPAやTOEFLのスコアの提出が、それぞれの機関から大学向けに直接郵送での発送が条件だったりするので、提出書類の準備はかなり余裕を持ってした方が良さそうではあります。



海外赴任帯同の駐在妻としてのMBA留学について



海外赴任に帯同したアメリカでの駐在妻の生活は、よほど積極的に何かに参加しない限りあまり現地アメリカ人との交流も無く、生まれ育った日本と違い気心知れた友人も居ない生活になりますので、駐在家族同士の付き合いをするか、もしくは引きこもりがちになるケースも多いかと思います。私のように子供が居ない場合は子供の学校関係の行事もないので尚更です。アメリカの大学・大学院の学費は決して安くはありませんが、帯同して家族と一緒に暮らすことも出来るし、現地の大学や大学院に通うことで自分自身の交友関係もできるので、元々勉強したかったことを学ぶ機会として活用するという考えもあることを、私と同じように海外赴任の帯同に悩まれている方がいれば参考にしていただけたらとは思います。

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コメント

    • 脱日本オジ
    • 2023年 3月 25日 1:03pm
    こんばんは。ブログの情報がすごく役に立ちました。私はアラでいくとフォーでもフィフでもない、40代のおじさんです。妻の海外転勤に伴って、おまけでカナダに来たのですが、この度2023年秋セメスターからアメリカの大学院で経営学を専攻することになりました。入学までの話はあ~そうですよね、ってのですごく共感です。学校で学ぶのは大学以来で、時代錯誤もいいところなので、どんな風に授業が進んでいくのか、ブログコンテンツをアップしていただけると助かります。ついでに英語は久しぶりに勉強したのですが、まぐれでIELTSを突破したので、苦戦が予想されます。。。
      • Rie
      • 2023年 3月 26日 11:45pm
      コメントいただけて嬉しいです♪私も周囲に同じ様な経験者がいなく、◯十年ぶりの学生生活がどうなるのか不安がありましたので、引き続き、どんな授業なのかもアップしていきたいと思います!
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