無事にこうしてななちゃんとのアメリカ生活が開始できましたが、
ななちゃん(猫)を連れてアメリカに行くにあたり、
何を準備したら良いのかを調べるのが結構難しかった….
沢山の方々がブログで経験談を書かれていたので、
大変参考になりました。
準備するにあたり二つの要件を調べる必要があります。
①相手の国に入るための条件
②日本を出るための条件
動物検疫所のウェブページに書かれています。
[事前準備]
① 相手国に入るための要件を確認
相手国の要件を調べるのが、英文で書かれてることもあって理解に苦労しました。
今回実際に調べたもの
1) 渡航先であるジョージア州の要件を確認
2) ジョージア州の要件として書かれているNASPHVを確認
* The National Association of State Public Health Veterinarians (NASPHV)
- 文書リンク: Animal Rabies Prevention and Control Compendium and Resource(Compendium of Animal Rabies Prevention and Control, 2016)
結局、アメリカジョージア州に入るための猫の条件は特に無いようでした。
ただ、ななちゃんが日本に帰国するための準備をしておいた方が良いと思い、
その準備の一部を出国前に進めることにしました。*これらの情報も輸出検査申請書に反映
(1) 皮下にマクロチップ埋め込み
(2) 1回目の狂犬病予防注射
※帰国にはこの後、2回目の狂犬病予防注射、狂犬病抗体検査、更に180日以上の輸出前待機が要件
② 日本を出るための準備
動物検疫所にて出国前に検査及び輸出検疫証明書の交付を受けなければなりません。
私が実際にした流れ,,,
1) 事前(出国7日前まで)に動物検疫所に電話連絡
- 必要書類と流れについて確認
2) 動物検疫所にメールにて必要な書類を送付
- 輸出検査申請書
- 申請書に記載した予防接種の証明書
3) 動物検疫所からメール受信
- 書類確認について
- 輸出検査受検についての説明(予約が必要なこと、受検の際の関連書類は原本が必要なこと)
4) 動物検疫所からのメールに返信する形で輸出検査受検の予約
- 遅くともフライト時間の3時間前(チェックイン1時間前)までに検査を開始
- 出発日前日も可
[飛行機等の予約]
大阪からの移動を、ななちゃんとずっと一緒に居れるルートで検討しました。
※考慮したこと
- 日本国内の移動は、機内に同乗できる航空便がないので新幹線移動
- ななちゃんのトイレ時間も心配だったので東京で前泊
1) 新大阪〜東京駅: 新幹線
- 奮発してグリーン車!(空いてて広いので)
2) 東京で前泊
- 猫と一緒に泊まれるホテル: Oakwood Apartments Azabudai, Tokyo
3) 羽田〜アトランタ: デルタ航空の直行便
- デルタ航空ペットに関する条件
- キャリケースサイズに条件あり 機材による座席下の寸法を確認
- エコノミーとコンフォートクラスであればペットインキャビンが可 (料金はExcess baggageとして200米ドル)
[当日の流れ]
- 予約時間に羽田空港敷地内の「動物検疫所」に行く
- 事前にメールで確認してしてもらった書類の原本を提出
- 獣医師家畜防疫官による検査
- 輸出検疫証明書の交付
- 輸出検疫証明書は、日本へ帰国する際の輸入手続きの準備の際に使えるので、コピーでも良いので大切にとっておいてください、と検疫所の方が教えてくれました。
[アメリカ到着後]
猫の入国条件が特になかったからでしょうか。何も全く猫の存在すら見ていない様子でスルーでした!
当然書類の確認も無し!
….という流れでした。
ちなみに、羽田の動物検疫所の方々は大変親切でした。
獣医さんに、15歳に見えなくて若々しい、ってななちゃん言われてました(^.^)
全て終了後に、こんな感じで「検疫済」というタグをキャリーケースにつけるように言われます。
検疫所の手続きが済んで、やっと搭乗手続き(チェックイン)です。
搭乗手続きの際にはこのタグも確認されます。
一番ハラハラしたのはセキュリティーチェック!
「キャリーバックもチェックするので猫ちゃんをを出して下さい」って言われて….
「えー!逃げちゃったらどうすんですか!?」って返答しちゃいました(^^;)
急いですぐチェックしますって、急いでやってくれて、
その間私はギューとななちゃんを強めに抱いて…
ってな流れでした!😅
実際機内では、
離着陸のシートベルト着用条件のタイミング以外は、
ななちゃんは隣の空いているシートの座席に置いて、常に様子を見て、
時々手を入れて撫でたりしてました。
コロナによる制限の影響もまだあってか、3席の列に一人しか座っていない程空いていたので、
好きにしていいよ、と客室乗務員の方も言って下さいました。
いよいよ渡米!にも書きましたが、
自由奔放に育ったななちゃんには、
長時間キャリーケースの中で過ごすこの移動は本当に辛かったようです。
機内でも結構ミャーミャー大きな声で「出して!」って騒いでたので、
周囲の方が迷惑してるんじゃないかと、私は気が気じゃありませんでした…
自分の海外出張や旅行はいつも準備がテキトーで、
色々バタバタすることが多い私ですが、
流石に今回は、可愛い可愛いななちゃんに何かあってはイケナイと思い、
しっかり慎重に準備も進めたので、全てがスムーズ、計画通りに進みました😊
今後しばらくは、ななちゃんの肺の腫瘍による体調の変化も見て、
体調に問題ないようなら2回目の狂犬病注射等、
今度は帰国に向けた準備をアメリカで進めたいと思います。
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〜三毛猫とアメリカ暮らし〜
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